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精神科訪問看護の面接を受ける際のポイントを解説!よくある質問もご紹介

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訪問看護の仕事に興味があっても「転職したいけれど面接が不安」や「面接対策は何をすれば良いか分からない」と不安を感じる方も多いでしょう。精神科訪問看護は専門性が高く難しいイメージを持たれやすい職種です。しかし、事前に面接のポイントを知り準備をすれば自信を持って挑めるでしょう。

本記事では精神科訪問看護の面接を受ける前に確認しておきたいポイントや、面接でよく聞かれる質問とその答え方面接で気を付けたいポイントなどを詳しく解説します。

精神科訪問看護師として働きたい方やキャリアチェンジを考えている方は、本記事を読んで効果的な面接対策をしましょう。

精神科訪問看護の面接を受ける前に確認しておくこと

精神科訪問看護の面接を受ける前に、入職を希望する事業所に関する下記3点を確認して対策しておきましょう。

精神科訪問看護師の仕事内容

面接前に確認すべき点の一つに、入職したい事業所が担当している精神科訪問看護師の仕事内容があります。

精神科訪問看護師は専門性の高い仕事です。統合失調症や、気分・不安障害などの精神疾患を持つ患者さんの自宅を訪問して、質の高い在宅ケアの提供が求められます。

病棟勤務から訪問看護の仕事に転職したい方は、訪問看護特有の仕事内容を事前に調べて把握しておくと良いでしょう。

例えば、訪問看護では患者さんの自宅にあるもので代用してケアを行ったり、患者さんを訪問する際は自転車や公共交通機関を利用したりするなどが挙げられます。

細かいルールは入職する事業所により異なりますが、精神科訪問看護師の具体的な仕事内容や他の職種との違いを把握しておくと、面接で慌てずに済むでしょう。

事業所の掲げている理念や方針

精神科訪問看護の面接を受けるまでに、入職したい事業所の掲げている理念や方針を確認しておくのも対策の一つです。

転職や入職の際、自分のやりたい看護をどれだけ実践できる事業所かを見極めておくと、入職後に「思っていた仕事と違った」と感じにくいでしょう。

事業所の開設主体が「医療法人」「営利法人」かでも理念や方針が異なるケースもあります。各事業所の理念や方針はホームページや求人サイトで確認できるため、面接前に確認しておきましょう。

事業所のサービス内容

精神科訪問看護の面接を受ける前に確認すべきことの一つに、事業所のサービス内容も挙げられます。

精神科訪問看護の内容は専門性が高いため、これまでの自分の知識や経験とは大きく異なる方もいるでしょう。事業所が患者さんに提供しているサービス内容に、どれだけ対応できるか判断しておくと安心です。

例えば、どのような精神領域の患者さんが多いのか、小児の患者さんの対応があるのか、人工呼吸器などの医療機器を使用する必要があるか、などです。

万が一経験が無くても、事業所が研修を提供していれば、新しい知識やスキルを入職後に学ぶことも可能です。事業所が提供しているサービス内容を確認し、自分のスキルを活かしてどのように働いていくか見通しを持つと良いでしょう。

面接でよく聞かれる質問

精神科訪問看護の面接でよく聞かれる質問にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、主な質問を8点解説します。

それぞれの質問に答えられるよう、事前に回答を準備しておきましょう。

志望理由

面接でよく聞かれる質問の一つに志望理由が挙げられます。

特に、看護師や他業種から転職する方がなぜ精神科訪問看護を志望したのかは面接官が気になるポイントでしょう。

一般急性病棟で勤務をした経験があれば「退院後の患者さんの再入院を防ぎたいと感じた」や「緩和ケアに興味を持ったから」などの理由が挙げられるでしょう。前述した「企業理念に貢献したいと感じたから」も、意欲が伝わりやすい志望理由です。

今後、訪問看護師として達成したい目標なども含めて返答できるように準備しておきましょう。

看護師としての過去の経験

看護師としての過去の経験も、面接でよく聞かれる質問の一つです。

面接官は、応募者が事業所にとって必要な知識や経験、スキルを持ち合わせた人材かどうかが気になっています。

例えば「患者さんの体調の小さな変化も見逃さないように勤務していました」「患者さんとの長期の信頼関係を築いて症状を改善しました」など、実際の経験に基づいたエピソードを交えて質問に答えると好印象です。

精神科の看護師経験があれば、その知識や経験は訪問看護にも十分に活かせます。看護師の経験や精神科の知識が無くても、新人教育や入職後研修などの学習サポートが整っている事業所であれば、新しい学びへの熱意や意欲をアピールしましょう。

仕事で印象に残っているエピソード

仕事で印象に残っているエピソードも、面接でよく聞かれる質問の一つです。

面接者は、この質問を通して仕事に対する姿勢や、成長の過程を知ろうとしています。

例えば「気難しい方とコニュニメーションを欠かさなかった結果心を開いてもらえ、患者さんの在りたい姿に寄り添った看護ができました」などは、仕事への熱心さが伝わる良いエピソードです。

入職後、具体的に精神科訪問看護で活躍しているイメージが湧くようなエピソードを用意しておきましょう。

大切にしている看護観

大切にしている看護観も、面接でよく聞かれる質問の一つです。

面接官は、実際に看護の現場で働いた経験からどのように看護観が変化したかや、入職後に変化する可能性を見ています。

仕事で印象に残っているエピソードと似ていますが「患者さんと同じくらいご家族をケアする看護」「患者さんの尊厳を常に意識した看護」など、自分が持っている看護観をきちんと言葉で説明できるように準備しておきましょう。

自分の長所・短所

面接でよく聞かれる質問の一つに、自分の長所と短所もあります。

面接官はこの質問を通して、問題解決能力があり、人間関係を良好に保てる人材かを判断しています。

長所は「仕事とプライベートのオンオフが得意で、仕事では常に明るく笑顔で患者さんに接することができます」など、精神科訪問看護の現場で活躍している姿が想像できるものが好ましいでしょう。

一方、短所の質問では、短所をどのように解釈して長所につなげているかがポイントです。

例えば「短所は心配性なところで、常に気になり何度も確認をします。看護の現場では、患者さんの命に関わる医療処置も多いため、この心配性をうまく活かして細かい指示を確認・確実な仕事ができています」などが良いでしょう。

短所を通じて問題解決能力がアピールできるように心がけ「短所はありません」と回答しないように注意をしましょう。

退職を考えた理由

前職を退職した理由も、面接で聞かれやすい質問の一つでしょう。

面接官は、どのような理由で退職を考えたのかを知ることで、事業所との相性や長期で働ける人材かを判断しています。

実際の理由が「人間関係が良くなかった」「給与が低かった」「仕事量が多かった」であっても、採用面接ではポジティブな言い換えを行い志望動機につなげましょう。

例えば「急性期病棟では、患者さん一人一人と向き合う時間が少なく、看護へのもどかしさを感じていました。患者さんと向き合い、その人の在りたい生活の実現をサポートがしたいと強く思い、訪問看護に応募しました」などです。

新しい環境への期待や意気込みを添えると良いでしょう。

将来どのように成長したいか

面接でよく聞かれる質問の一つに、将来どのように成長したいかがあります。

面接官はこの質問を通じて、将来に向けてどのように成長しようとしているかや、具体的な目標を知ろうとしています。

精神科訪問看護師の現場では、これまで経験したことが無い業務を担当する場面もあるでしょう。「精神科に関する研修を受けて学びを深め、いずれはリーダーとしてスタッフを引っ張って行きたいです」など、具体的なプランがあり、事業所に対して長期的に貢献できる人材だとアピールすると好印象でしょう。

オンコール対応や遠方への訪問の可否

オンコール対応や遠方への訪問の可否も、面接でよく聞かれる質問の一つです。

面接官はこの質問を通じて、応募者が希望する働き方を把握しようとしています。

精神科訪問看護では24時間体制の事業所も多く、オンコール対応が必須の事業所もあります。個人的な都合や体調面などからオンコール対応に限度がある場合は、具体的な月の対応可能回数をあらかじめ伝えておきましょう。

また、事業所が管轄している訪問エリアによって、遠方への訪問が生じることもあるでしょう。遠方への訪問は基本的に自動車での移動が主となるため、長距離の車運転が苦手な方はきちんと申し出ておくと入職後のミスマッチを防げるでしょう。

面接で気を付けるポイント

実際の精神科訪問看護の面接で気をつけたいのはどのようなポイントでしょうか。ここでは3点解説します。

丁寧な言葉遣い

面接では、丁寧な言葉遣いができるよう気をつけましょう。精神科訪問看護では、患者さんとそのご家族や主治医、連携している医療機関の方など多くの方と関わります。入職後は正しい敬語や丁寧な言葉遣いで関係者と接する必要があるでしょう。面接官に対しても、丁寧な言葉遣いで真摯な対応を心がけ、良い印象を残せるようにしましょう。

きれいな服装

第一印象を左右するため、面接にはきれいで清潔感のある服装を選ぶよう心がけましょう。

基本的に採用面接にふさわしいとされる黒や濃いグレーのスーツを着用し、シワの無い襟付きのシャツを合わせると安心です。胸元が開きすぎたシャツや、華美なアクセサリーの着用を避け、低めのヒールのパンプスを合わせると、面接にふさわしい清潔感のある印象を与えられるでしょう。

服装を通して「場にふさわしい格好を理解したきちんとした人」の印象を与えましょう。

逆質問の内容

面接では、逆質問の回答をいくつか準備しておきましょう。

逆質問とは、面接の最後に面接官に対してする質問を指します。一般的に、面接官から「何かご質問はありませんか」と投げかけられるので、質問を通じて自分の意思や興味を示しましょう。

例えば「1日の勤務スケジュールの例を教えてください」「入職までに自主学習しておくと良いことはありますか」などの逆質問は「この事業所の一員になりたい」という積極的な意思表示ができて効果的です。

また、スタッフの経験年数や平均年齢、人数などの具体的な数字を質問するのもおすすめです。平均年齢が20代と若ければ、自分が年長者になる予測も可能でしょう。

自分をアピールできるチャンスなので「特にありません」の回答を避け、効果的な逆質問をしましょう。

まとめ

本記事では精神科訪問看護の面接を受ける前に確認しておきたいポイントや面接でよく聞かれる質問とその答え方、面接で気を付けるべきポイントなどを詳しく解説しました。

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