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精神科ってどんなイメージ?精神科看護師の特徴やよくあることを解説!

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精神科と聞くと、他の診療科よりも仕事が大変そう、自傷他害などの危険が大きそうといったネガティブなイメージがあるかもしれません。確かに精神科の患者には、自発的にコミュニケーションをとるのが難しい人や、危険行動のリスクが高い人もいます。しかし精神科の現場で働いている人を見ると、一般的なイメージとは別の捉え方をしている場合がほとんどです。精神科での実習を終えて、精神科へのイメージが変わったという人もいます。

本記事では、精神科のイメージやよくある誤解、精神科の患者や看護師の特徴を分かりやすく解説します。

精神科ってどのようなイメージ?精神科の3つの誤解

精神科は他の診療科と比べて情報があまりないため、どのような仕事をしているのかイメージしづらい部分があるかもしれません。昔からある精神科への偏見や先入観も影響して、以下のようにネガティブな印象を持つ人もいます。

・精神科は危険で、患者の暴力に晒されやすい
・精神科は閉鎖的で、他の病棟との関わりがあまりない
・精神科は専門性が低く、学ぶべきことはほとんどない

しかし、実際に現場で働いてみると、精神科へのイメージが大きく変わる人もたくさんいます。ここでは、精神科のよくあるイメージや、現場から見た誤解を3つ紹介します。

1. 精神科は危険で、患者の暴力に晒されやすい

精神科は危険で、患者の暴力に晒されやすいというのは誤解です。新聞やテレビを見ていると、精神疾患が原因で事件・事故を起こした人が、ニュースで大きく報道されることがあります。それにより、精神科で働いている人(看護師や作業療法士など)が日常的に暴力に晒されているというイメージをしてしまうかもしれません。

確かに精神科の患者の中には、自分を傷つける自傷や、他人に危害を加える他害の恐れが大きく、やむを得ず看護師複数人で拘束する人もいます。しかし、拘束が必要な患者は、都道府県知事の命令で強制的に入院する措置入院の人がほとんどです。

実際には、精神科で治療を受ける患者は軽い不眠症の人から、妄想や興奮などの症状が見られる人までさまざまです。精神症状が比較的重い人でも、薬物療法の発展に伴って、昔よりも症状を抑えるのが簡単になりました。そのため、精神科では措置入院が必要な急性期の患者を除いて、症状が比較的落ち着きコミュニケーションをとることが可能な人と接するときがほとんどです。また措置入院をした人でも、薬物療法を終えて症状が改善し、すぐに一般病棟に移るケースもあります。

精神科は危険という先入観を持たず、精神科の仕事について幅広い視点から情報収集を行うことが大切です。

2. 精神科は閉鎖的で、他の病棟との関わりがあまりない

精神科は閉鎖的で、他の病棟との関わりがあまりないというイメージもあるかもしれません。しかし、実際は開放的な病棟も一定数あり、自由に歩き回れるようになっていることがほとんどです。

ただし、精神科には症状が重い急性期の患者や、身体合併症を負った人を治療する精神病集中治療室(PICU)と呼ばれる施設もあります。PICUは、統合失調症の急性期で妄想や興奮などの症状が強く現れている人や、アルコール依存症・薬物使用障害の新規患者などを隔離し、経過観察を行うための施設です。

PICUを除けば、精神科はほとんど一般科(=精神科以外の診療科)と変わらず、決して閉鎖的な診療科ではありません。また近年は、在宅で看護ケアを提供する精神科訪問看護も普及しつつあり、地域社会との連携も進んでいます。そのため、精神科の外に出て、地域行政や関係機関と関わりを持ちたい人にも向いている診療科です。

3. 精神科は専門性が低く、学ぶべきことはほとんどない

精神科と聞くと、専門性が低く、学ぶべきことがほとんどないというイメージがある人もいるかもしれません。実際には、他の診療科と比べると機会はあまりないものの、精神科でも基本的な医療行為は提供しています。また、精神科の患者には、生活習慣病をはじめとした身体合併症を抱える人もいます。身体合併症を抱えている人に対しては、それぞれの病状に応じて他の診療科と同じようなケアを提供することが重要です。それから、精神科ならではの専門知識や、精神疾患を抱える患者への対応方法などのノウハウも必要です。精神科は専門知識に加えて、基本的な医療行為や身体合併症のケアなども学ぶ必要があり、幅広い知識やスキルが求められます。そのため、精神科では、プリセプター制度と呼ばれる教育制度を導入しています。プリセプター制度は、新人看護師(プリセプティ)が先輩看護師(プリセプター)に同行し、一定期間マンツーマンでの指導を受ける制度です。プリセプター制度を通じて、精神科で働くために必要な知識やスキルを短期間で身に付けることが可能です。

精神科で働く看護師がよく直面すること

精神科の看護師の仕事には、実際に働き始めてからでないと分からないことがたくさんあります。ここでは、精神科の看護師が現場でよく直面することを2つ紹介します。

・精神科の治療のゴールは完治とは限らない
・危険物を厳しくチェックする

1. 精神科の治療のゴールは完治とは限らない

精神科の治療のゴールは完治とは限りません。これは一般科との大きな違いの一つです。精神疾患は完治が難しいものがいくつかあり、じっくりと時間をかけて病気と向き合っていくことが重要です。そのため、精神科では患者の症状や状況に合わせて、その人らしい治療のゴールを立てる必要があります。

例えば、元の仕事への復職を目指す人もいれば、精神障害と向き合いながら自立した暮らしを送ることが目的の人もいます。病気の治療にこだわらず、患者の個別性に合わせた自立支援を行うのが、精神科看護師の役割の一つです。

2. 危険物を厳しくチェックする

危険物を厳しくチェックするのも精神科看護の特徴の一つです。特に自傷他害のリスクが高い患者に対しては、入院時や外出・外泊からの帰宅時に荷物チェックを実施し、危険物がないか確認します。

刃物などの明らかな危険物だけでなく、紐やコード類など、危険行動につながるリスクのあるものは厳しくチェックし、病棟で預かります。精神科で働き始めて間もない頃は、危険物のチェックの厳しさに戸惑うこともあるかもしれません。

精神科で働きたい人は、精神科の正しいイメージを知っておこう

精神科に対して、危険や怖いといったイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、実際は薬物療法などの発展によって、精神疾患に特有の症状を抑えることが可能になり、一般科とそれほど変わらない病棟がほとんどです。精神科で働いてみたい人は、精神科の正しいイメージを知っておきましょう。

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