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精神科訪問看護に必要な物とは?訪問時にあると便利なアイテムも紹介

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訪問看護では、訪問看護師が患者さんのケアに必要なアイテムを「訪問カバン」にまとめて持参しています。1人で複数の患者さんを訪問するため、さまざまな道具を準備しておく必要があります。では、精神科の訪問看護必要物品には具体的にどのような物があるのでしょうか。

本記事では、精神科訪問看護時に必要な持ち物6つと、訪問時にあると便利なアイテム5つを解説します。精神科の訪問看護師がどのような物を持ち歩いているか知りたい方はぜひご覧ください。

精神科訪問看護時に必要な6つの持ち物

精神科訪問看護時に必要な持ち物には具体的にどのような物があるのでしょうか。ここでは、訪問看護必要物品を6つ解説します。

記録媒体

精神科訪問看護に必要な物の一つは、記録媒体です。

記録媒体には、患者さんの住所や精神疾患と現在の状態の基本情報、訪問看護記録や主治医の指示内容など必要な情報が一貫して管理されています。訪問後に患者さんの記録を残したり、事前に訪問先の情報を確認したりなど、精神科訪問看護になくてはならない物の一つです。

勤務する訪問看護ステーションによって異なりますが、記録媒体は紙かタブレットなどの電子機器のどちらかです。記録媒体が紙の場合は訪問先で情報を記入するための筆記用具を持参する必要があります。近年では、カルテの電子化に伴いタブレットを支給されるケースも少なくありません。
しかし、タブレットの故障や不具合など不測の事態を想定してメモを取るノートと筆記用具を持っておくと安心でしょう。

測定器

患者さんの体調を確認する測定器も、精神科訪問看護に欠かせない物の一つです。

具体的には以下のような測定器が含まれ、これらを用いて患者さんのバイタルサインを測定します。

  • 血圧計
  • 体温計
  • 聴診器
  • パルスオキシメーター

精神科訪問看護は、バイタルサインの測定やコミュニケーションを取りながらの精神状態の観察がケアの大部分を占めます。患者さんの体調に著しい変化がなければバイタルサインの測定が必要ないケースもあるので、その日の精神状態や症状に合わせて臨機応変に対応します。
また、訪問先で慌てないように測定器がきちんと機能するか、電池の残量は十分にあるかを確認しておきます。きちんと消毒してから患者さんに使用するため、アルコール綿も一緒に持ち歩くようにしましょう。

ケア用品

ケア用品一式も、精神科訪問看護に必要な物の一つです。

訪問する患者さんのケア内容により必要な物が変化しますが、精神科訪問看護では一般的に以下のような物が挙げられます。

  • 爪切り
  • ニッパー
  • ヤスリ
  • 入浴介助用の防水エプロン
  • シャワー用キャップ
  • サンダル
  • タオル

精神疾患を持つ患者さんの中には、自分で身だしなみを整えたりシャワーを浴びたりするのが困難な方も少なくありません。爪切りや入浴介助での洗髪など、毎日の生活をサポートするためのケア用品を持ち運んでおくと安心でしょう。

掃除用品

掃除用具も精神科訪問看護に必要な物の一つです。

患者さんの部屋の中や住環境の掃除に必要な掃除用品を持っておくと便利でしょう。主に以下のような物が挙げられます。

  • 洗剤
  • 新聞紙
  • タオル
  • プラスチックの手袋
  • ゴミ袋

精神科訪問看護では、患者さんの部屋の掃除を行う事もセルフケアの一環です。患者さんが主体的に行動できるように、環境を整えるサポートを行います。

消耗品

消耗品も訪問看護の必要物品の一つです。

精神科訪問看護における消耗品とは「衛生面の管理に使うもの」や「手洗いの後に使うもの」などです。主に以下のような物が挙げられます。

  • 紙タオル
  • 使い捨てマスク
  • 手の消毒用アルコール
  • プラスチックの手袋やエプロン

精神科訪問看護師は1日に複数の患者さんを訪問してケアを行います。1日を通して同じタオルで手を拭くと雑菌が繁殖しやすくなるため、都度捨てられる紙タオルの方が衛生面で好ましいでしょう。プラスチックの手袋やエプロンも使い捨てができるので患者さんごとに新しいものを使うようにします。

また、感染症にかかりやすい時期はマスクや手の消毒用アルコールなどが切れないように補充しておいたり、予備を持ち運んでおいたりすると安心です。

社会資源の活用に関する資料

精神科訪問看護の必要物品の一つに、社会資源の活用に関する資料も挙げられます。

精神科の看護で活用できる社会資源の具体的な例には、以下のような制度や事業があります。

自立支援医療制度精神科を受診する医療費負担を軽減して、患者さんが治療を継続して受けるために自己負担の軽減を申請できる制度。
地域生活支援事業地方自治体が地域ごとに実施している支援で、患者さんとそのご家族の相談に対応して柔軟に地域ぐるみで社会生活をサポートする事業。精神に疾患を持つ患者さんの通院同行の援助など。
地域活動支援センター精神疾患を持つ患者さんとそのご家族が社会から孤立しないように、同じ境遇の方や社会と交流できる場を提供し、社会参加をサポートする場所。地域自治体により特色がある。

患者さんとご家族が社会資源を積極的に活用しながら治療ができるように、担当する患者さんが利用できそうなものをあらかじめ調べておくとよいでしょう。患者さんを訪問する際、必要に応じて社会資源を説明する場を設けて、資料を渡します。

就労支援に関する資料

就労支援に関する資料も、精神科訪問看護必要物品の一つです。

精神科の看護で活用できる就労支援には主に下記の3つが挙げられます。

就労移行支援社会復帰を目指して一般企業での就労を目指す方への支援。面接の練習やハローワークに同行して職を探したりトレーニングを行ったりする。利用期間は2年間。
就労継続支援A型雇用先でパソコン作業や接客などの仕事を最低賃金で行うための就労支援。仕事の内容は、事務職、調理、カフェやレストランなど飲食店での接客業務、店舗管理、部品工場、農業など多岐に渡る。
就労継続支援B型非雇用で継続的に作業する事を目標としており、体調や働く人のペースに合わせてスケジュールを決められる。パンやお菓子作り、公園の清掃や軽作業を「工賃」と呼ばれる低めの賃金で行う。

精神科の就労支援には、精神疾患が寛解して社会復帰を目指したい方に向けてさまざまな種類があります。担当する患者さんに適した就労支援の資料を持参しておき、いつでも説明ができるように準備しておきましょう。

訪問時あると便利なアイテム

精神科訪問看護師が訪問時に持っておくと便利なアイテムにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは5つのアイテムを解説します。

着替え一式

精神科訪問看護師が持っておくと便利なアイテムの一つに、着替え一式が挙げられます。

季節や天候、温度に関係なく移動して患者さんを訪問するのが精神科訪問看護です。気温の変化や天候の影響で思いがけず雨に濡れてしまったり、汗をかいてしまったりするでしょう。特に夏は汗をかきやすいので、清潔感を保つためにも着替えと一緒に汗拭きシートを持っておくと安心です。

梅雨の時期や天気予報が雨の場合は、濡れた服や靴下のままだと不快に感じる患者さんも少なくないため、靴下を含めた着替え一式を持っておきましょう。

また、患者さんの入浴介助をして服が濡れてしまう可能性もあります。入浴介助や洗髪のケアを予定している日は着替えを用意しておくと安心です。

精神疾患に関するテキスト

精神疾患に関するテキストも、持っていると便利なアイテムの一つです。

精神科訪問看護では、患者さんとのコミュニケーションを通じて精神状態や変化を観察します。患者さんの小さな変化を捉えると精神疾患の悪化など早期発見ができて適切なケアにつながるため、精神科訪問看護師は幅広い精神疾患の知識が必要です。

万が一訪問先で精神疾患に関する不明な点に遭遇した場合、正確な情報を参照できるように精神疾患に関するテキストの持ち歩きをおすすめします。

大きい透明ビニール袋

大きくて透明なビニール袋も、精神科訪問看護師が持っていると便利なアイテムの一つです。

45リットルくらいの大きめなビニール袋を用意しておくと、精神科訪問看護のあらゆる場面で役立ちます。

前述した通り、雨や患者さんのケアで濡れたり汚れたりした衣類をまとめて入れておくとよいですし、雨で濡れたカバンをビニール袋で包んでおけば訪問先の部屋が濡れず迷惑をかけにくいでしょう。

急な天候の変化で雨や雪が降った際は、一時的な雨具として使ったり、急な入浴介助の際は簡易的なエプロンとして使ったりもできます。大きめのビニール袋は万能なので、訪問カバンの中にいくつか入れておくと便利でしょう。

地図

精神科訪問看護の訪問時にあると便利なものの一つに、地図も挙げられます。

訪問看護の現場では、土地勘のない場所を訪問するケースも少なくありません。最近ではスマートフォンに入っている地図アプリを使うのが一般的ですが、充電が切れたり故障したりする場合を考えて紙製の地図を持っておくと安心です。

紙製の地図は、普段の訪問看護だけでなく、災害に巻き込まれるなどの非常時に役立ちます。災害は、患者さんの訪問中や移動中などどこで起きるか分からないため、日頃から備えておきましょう。

雨具や日除けグッズ

精神科訪問看護の訪問時にあると便利なアイテムの一つに、雨具や日除けグッズがあります。

精神科訪問看護師は、基本的に公共交通機関や自動車、自転車で移動します。担当している患者さんの住んでいるエリアや交通事情により差はありますが、自転車で訪問を行うケースも少なくありません。自転車での訪問が決まっていれば、雨具や日除けグッズを準備しておくと安心です。

雨の日の自転車訪問では、防水対策をしっかりと行いましょう。具体的に使えるアイテムとして、レインコートや透明なサンバイザー、レインシューズや前カゴ用の防水カバーなどがあります。移動するたびに着替えると荷物量も多くなり大変なため、しっかりと全身を覆える防水性の高い物を選ぶようにします。

また、訪問看護ステーションによって「雨具手当」を支給する所もあるため、事前に確認しておきましょう。
晴れた日の自転車訪問では、日焼け対策をしっかりと行います。日除けのアイテムとして、UVカット率が高い日焼け止めクリームやサンバイザー、手の甲まで隠せる薄手のUVカットパーカーなどがあります。日焼けをして体調不良にならないように、全身をカバーしつつ涼しい物を選ぶとよいでしょう。

まとめ

本記事では本記事では、精神科訪問看護の必要物品6つと、訪問時にあると便利なアイテム5つを詳しく解説しました。

本記事を読んで精神科訪問看護に興味を持った方や、より詳しく知りたいと思った方は精神科訪問看護師募集サイト「ナースセブン」もご覧ください。ナースセブンでは「訪問看護ステーションALWAYS」での仕事内容や求人情報、精神科看護に関する記事を紹介しています。

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